Bienvenue a HIME piece deux

マルチーズひめ(2005年11月26日生まれ)

肉芽種性髄膜脳脊髄炎~治療開始☆

いつも励ましのメッセージをくださるお友達ワンコちゃんとパパさんママさん、

ありがとうございます☆

ご心配をお掛けしているのに、ブログ更新が遅いですよね・・・汗

ひめは最悪の状態を脱し、元気にごはんを食べるまでに回復しましたが、

ちょっと油断したら、今朝また脳神経のイタズラでしょう、左後ろ足が着けなくなって、

ふらつきが始まってしまいました。

数日前から、体が後ろへ転倒しそうになったり、平衡感覚も不安定です。

いろんな神経症状が起こるんですね、問題がひとつ消え、ひとつ増え・・・

いちいち動揺しているイタダケナイ飼い主です(- -;)

が、がんばります!

 

 

ちょっと(いや、かなり)長文の記録になりますが・・・ 

前回の続きです

 

 

 

9/29(日)急きょ入院となったひめ。

病名がほぼ検討ついたので、さっそくその日から点滴による投薬開始しました。

( 咀嚼が出来なくなっていたので点滴で対応。)

 

ところで、脳炎が発症した際にはまずステロイドを大量投薬すると症状が緩和する子が多い中、

ひめのように、稀にステロイドの効きが悪い子がいるんだそうです。

ひめの場合は効きが悪いどころじゃなく、急激に悪化しましたので・・・

投薬内容は

1.ステロイド(免疫抑制)・・・減量

2.抗生剤(消炎)

3.グリセオール(脳圧効果・利尿効果)

になりました。

本来ステロイドが一番即効性あるらしいですが、ひめは効果が見られなかったので減量しました。

まぁ、肝臓が悪いので(門脈シャント)ステロイドは避けて妥当なのかもしれません。

それと、ひめは脳圧がすごく上がっており二次的水頭症の状態だということで、

まずはグリセオールで脳圧を下げて、頭蓋内の水を抜いて意識の回復を図りました。

 

 

 

帰宅後。

夜は、「もしものことがあるかも・・・」なんて主治医が怖いことを言うので(- -)自宅に連れ帰りました。

その際、落ち着いて眠れる様、呼吸を止めずに眠くなる作用がある抗けいれん薬を

ごくごく微量、ワタシの希望(飼い主責任)で打ってもらいました。

前夜、オールナイトで徘徊していましたから・・・強制的にでも休ませたかったんです。

 

正直、この夜は覚悟しました。

ここが、「もう頑張らなくていいんだよ・・・」って言ってあげるタイミングなのかも?って。

 

誤嚥による気管支炎とは関係なく、病気を発症してからというもの、

呼吸がとても浅く早く、いつも酸欠みたいで・・・

ごはんも食べたい気持ちはあるのに、

食べ方が解らないらしく、舌の動かし方、口の開け方を忘れちゃって・・・

ダラダラとヨダレを垂らしながら、困っている様子。

体重がなんと一気に4キロジャストになっていました。

(あ、元々5キロですので、悪しからず・笑)

 

 

 

 

 

ごはんが食べられなくてお腹が凹んじゃった@@!

9/30(月)

無事に夜を越えたので、気持ち前向きに翌日から、通院治療スタート。

 

前日は意識がぶっ飛んで痴呆状態でしたが、嬉しいことに意識がふんわりと戻りました。

それから日を追うごとに、呼吸が深く安定し、目力が戻り・・・と、ひとつひとつの機能が回復し始めました。

 

 

何より嬉しかったのは、咀嚼の仕方を思い出したようで、ごはんが食べられるようになったこと^^

爆食の記憶が甦ったか!

 

 

投薬内容は、

1.ステロイド(免疫抑制)は引き続き同量

2.グリセオール(脳圧降下)は朝・晩の2回に増量

3.アトピカ(免疫抑制)を新たに追加

に変更しました。

 

アトピカはステロイドの代替えで、免疫抑制の効果を期待しています。

ただ、アトピカは効果が現れるまで2週間もかかるそうですが・・・。

(しかも、かなり薬価が高いって噂・・・?)

 

 

 

10/3(木)

爆食女子ののろしが揚がりました☆(?)

 

 

 10/4(金)

ごはんが食べられるようになったので、この日から在宅で内服治療をスタートしました☆

 

 

 目力キラリ☆

 

MRIを受けた当夜に急変し、意識障害が起こってから6日、

徐々にお薬が効いて、この回復ぶりにはワタシも主治医もびっくりでしたー。

ごはんモリモリ、呼吸も安定しました。

主治医から、「危険なヤマは越えたね。」ってお言葉も頂けました^^

 

 

この病気は完治しません。

良くて“寛解”です。

ひめの場合、肉芽種ができた分野が延髄という、生命の基本的機能を掌るところなので、

どれだけ回復するか?経過は厳しいんだそうです。

 

一生お薬を飲むことになります。

投薬の組み立てがとってもデリケートなんだそうです、

また不調の波があるかもしれません。

 

ワタシの希望は、ひめが出来るだけ痛くない様に、辛くない様にということ。

嬉しいな~楽しいな~美味しいな~って思える時間を多く与えてあげたい。

その為の最善と思える治療の道を拓いて、リードを離さずに一緒に歩こうと思います。