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マルチーズひめ(2005年11月26日生まれ)

Survive闘病の記録 #始まり~手術まで

 前回の記事では、突然のご報告でお友達を驚かせてしまい申し訳ありませんでした。

また、温かい応援のメッセージをくださったお友達の皆さま、ありがとうございます。

メソメソ飼い主なわたし、今回もお友達のご声援に励まされて乗り越えられそうです。

 

備忘録として病気の記録を時系列で書き留めることにしましたが。

その前に、ひめの現状についてご報告。

お陰さまで、無事手術を終え、土曜日に退院できました。

まだ食欲が行方不明なので^^; 治療の為、日帰り入院という形で通院は続きますが、

ひとまず落ち着いて自宅での生活に戻っています。

 

上向きなご報告が出来て、本当にうれしいです。

 


 

 

 

7/19(金) 朝 元気はあるものの食欲いまひとつ、

渋々ながらも持ち前の食欲で、ご飯完食。

同日、夜 夕食を完全拒否。 その後、嘔吐始まる。

一晩で15回の嘔吐。

 

なにこれ・・・おかしい・・・。

 

 

 

翌日 7/20(土曜日)午前中

移動の負担を考慮して、主治医(ちょっと遠い)ではなくご近所の病院へ。

ワタクシの太腿がお見苦しくてゴメンナサイ。

 

クマ先生(勝手に命名曰く、

平熱でそこそこ元気なので熱中症ではない、

持病(肝臓疾患・門脈シャント)の経過を含めて血液検査を行う。

結果、肝臓系以外は極めて良好。


となると、激しい嘔吐の原因として膵炎を疑う。

 膵炎の検査(特異的リパーゼ)だけは検査センター送り、結果は数日後とのこと。

 

 

首に皮下補液(120ml)を行う。↑こぶになっている部分。

嘔吐による脱水と、血中バランス(ナトリウムやカリウム等)維持の為の応急。

吐き気止め薬は、持病(肝臓疾患)への負担を考慮して見送る。

 

 

帰宅後も嘔吐止まらず。

お水は飲むが、飲むと吐くの繰り返し・・・。

 

 

 

 

7/21(日)朝一番に主治医の元へ。

 

こんなことなら、昨日さっさと主治医の元へ行けば良かった・・・

ロスした一日の重さ、選択ミスを悔む。

 

 

あまりの嘔吐ぶりを主治医は重く考慮。

すぐ検査 兼 治療(点滴)の為、半日入院となる。

 

検査は、前日クマ先生で行った項目の他に、

アンモニア(門脈シャントの進行度 アンモニアが高いと吐き気が起こる)と、

ビリルビン(肝疾患による黄疸が発症しているか)と、

リパーゼ(膵炎が発症しているか)の血液検査、

及び尿検査を行う。

 

こちらも、結果は全て問題なし。

なんならアンモニアはまさかの基準値内!!(食べていない故かもしれないが)

 

レントゲンは発見できる要素が少ない為パス。

エコー検査を行うも決め手になるような疾患は見受けられず。

(肝臓は萎縮が進行している様子だが・・・これは持病であり対処ができない)

 

はて・・・困った。

これといった疾患が見当たらない・・・。

 

 

 点滴ポートを保持したまま夜、帰宅。

 

・・・こんなに検査しても嘔吐の原因が判らないってどーいうことだ?!・・・

 

 

 

 

7/22(月) 朝

食欲なし。食べなくなって丸3日。

朝一番で再び日帰り入院へ。

 

クマ先生から膵炎の検査結果に「異常ナシ」との連絡を受ける。

 

再度、徹底してエコー検査にて異常な画像あり、腸の閉塞を疑う。

少量のバリウムを飲ませ、胃腸の閉塞部を探すものの、なんとこれも無事貫通し、閉塞部なし。

点滴では、脳に働きかけて嘔吐を抑制する薬を使うも効果なし。

原因が掴めず、治療方法が定まらない状況だが、

嘔吐が過激化していること、衰弱の早さを考慮すると、

外科治療に切り替える必要があると提案される。

主治医は内科メインの為、外部の敏腕外科医に依頼する。

 

 

その夜、主治医と外科医の検査が終わり、病院へ呼ばれる。

提案されたのは試験回復。

でも、小心者なワタシ、「とりあえずお腹を開けて調べてみましょう」

というスタンスに決断が出来ず、明日までペンディングにして一緒に帰宅する。

 

 

 

 

 

7/23(火)

もしこの一晩で少しでも症状が緩和したら、試験回復は止めましょうという話もあったものの、

吐き気はおさまらず、

原因追究の為、本日、試験開腹に踏み切ることに。

 

 

手術の為、病院へ。

行きのタクシーの中で、まぁるくて澄んだ黒いお目目に見つめられた。

『ママ、わたしはイタイのいやだよ』って訴えられた気がして・・・

本当に手術なんかしちゃっていいのだろうか?

自分の決断に自信なんてちっとも持てなかった。

不甲斐ない。

 

午後5時、担当してくださる外科医の到着とともに手術開始。

 

 

 

手術と入院加療・・・に続く。