good luck ! ひめの手術と入院
その悪魔は突然降って来ました。
7/19(金)突然の食欲不振。
そして止まらない嘔吐嘔吐嘔吐・・・。
あらゆる検査をしましたが、原因が掴めず・・・・
そうこうしている数日の間にも急激に悪化する体調。
吐き気止め薬もさっぱり効かない。
門脈シャントと肝疾患を持病に持っているので、
ゆるゆると症状を見守る余裕はないと判断し、
7/23(火) 試験開腹をしました。
手術したその夜。
ずっとブログをお読みくださっている方はご存知かもしれませんが、
私は積極的な外科治療を否定するタイプです。
小さな体に大きな傷を負わせて、余計な痛みを強いることが嫌です。
それでも試験開腹を選択したのは、
このまま決め手の欠ける内科治療を施しても、激しい嘔吐で衰弱していくだけなのが目に見えていたから。
そして、難しい持病に対峙しても元気に頑張って来たひめの体のポテンシャルを信じたから。
「今まで頑張ってきたひめを、こんなに簡単に手放すのは絶対イヤだから・・・」
って言ってくださった主治医の気持ちも有りがたい後押しでした。
試験開腹で判ったのは、
1.持病(門脈シャント)により、肝臓がほぼ肝硬変になってしまっていたこと
2.膵臓・十二指腸・小腸がやや腫れあがっていたこと
3.2歳の時に受けた避妊手術の箇所に癒着があり小腸を巻き込んだ可能性があること
などでした。
嬉しいこととしては、目に見える癌がなかったことです。
あ、それと避妊手術後の癒着は取り除いて頂きました。
また、激しい嘔吐と関連がありそうな、胃・十二指腸・肝臓・脾臓・膵臓を少しずつ採り、
全層生検することにしました。
結果が出るにはあと数日かかりそうですが。
この検査で目に見えない癌などの病気が見つかる可能性も否定できません。
試験開腹って難しい決断です。
だって、“とりあえずお腹を開いて見てみましょう。”っていう趣旨であって、
根本的に治療ができた訳じゃないから。
現に、手術後もしばらくは嘔吐が止まらず、
わたしの命の真ん中のようなひめが、
私の腕の中からするりと悪魔に奪われてしまうような
そんな不幸な想像が拭えない時間を過ごしました。
怖かった。
「生きた心地がしない」とか「心臓が口から出そう」とかいう比喩を
リアルに体験しました^^;
7/25(木) 朝
でも、やっぱりひめちゃんでした。
術後2日で、この表情。
本当に本当に生きる力が強い子です。
神様から難しい体を授かってしまったけれど、
その分、生きる力がしっかりある子だって先生も褒めてくださいましたよ。
完全ではないものの薬によって嘔吐がコントロールできるようになり、
尻尾をぶんぶん振るようになり、
わたしの腕や手を舐めて甘えてくれるようになり、
ガウっ!!っと怒ってみたり(苦笑)
まだまだ予断を許さない状況ではありますが、
ようやくブログでもご報告しよう、という段階までになりました。
この大きな賭けによって、今後の治療の道筋を決定していきます。
それはそれは大変な道程になることは覚悟しています。
持病が発覚し、瀕死の状態から奇跡的に回復してから今日までの4年間は、
ひめがわたしに与えてくれたプレゼントだと思っています。
病気を忘れるほど、元気に傍に寄り添い、私を幸せにしてくれました。
これからは、ママが精一杯頑張ります。
まぁ、ダメママなのでメソメソすると思うけど。
そんな今日です。
ひめちゃんってほんと、あっぱれなレディでしょ!